冒険を描いた小説・私的10撰

旅のラゴス (新潮文庫)



 夏もいよいよ終わりに近づき、徐々に秋の足音が聞こえ始めている今日この頃ですが、8月30日は冒険家の日だそうです。なぜ8月3日が冒険家の日かというと、1965年に同志社大学の南米アンデス・アマゾン遠征隊がアマゾン川の源流から130キロを世界で初めてボートで川下りし、1989年に冒険家の堀江謙一さんが小型ヨットで太平洋の単独往復を達成したのが8月30日だからということで、誰が決めたのかはよく分かりませんがこの日が冒険家の日になったということです。
 そんな記念日にちなんで、今回は冒険を描いた小説を特集します。ジャンルとしての“冒険小説”は、『トム・ソーヤーの冒険』や『宝島』のような、危険を犯して海やら秘境やらを冒険するといったものですが、今回取り上げるのは幅広い意味での冒険を描いた小説なので、いわゆる冒険小説とは違うものもありますが、それはそれ、これはこれとしてご容赦ください。



 まずは定番といっても過言ではない、冒険を描いた小説3冊です。


羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

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【あらすじ】
 1978年7月、妻が家を出て行き、大学時代に付き合っていた女の子が交通事故で死んだ。8月、「僕」は21歳の耳専門のモデルの女の子と知り合い、新しいガールフレンドとなった。そして9月、仕事を休んでガールフレンドとベッドの中にいると、彼女は「あと10分で大事な電話がかかってくる」と言い、またそれは羊に関係することだとも言う。そんなある日、「僕」が経営する広告代理店にある右翼の大物の秘書が訪れて――。

 国際的な人気作家・村上春樹さんの『羊をめぐる冒険』。言わずもがなの名作ですが、村上さんのデビュー作『風の歌を聴け』、デビュー2作目の『1973年のピンボール』に続く“鼠三部作”といわれるシリーズの完結編です。
 ストーリーについて文章で説明するのは難しく、また、私のつたない言葉で説明しきれそうもないので省きますが、タイトルのとおり、ある謎めいた羊と、主人公の旧友“鼠”を追って主に北海道を冒険します。日本を舞台にしているとは思えないような村上さん特有のドライでミステリアスな空気感をあますことなく楽しめる作品です。なお、村上作品には他にも『ねじまき鳥クロニクル』や『海辺のカフカ』、『1Q84』といった冒険小説と言える作品があり、どの冒険もそれぞれ唯一無二の世界観で、ほかにはない感覚を味わえますね。


深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

【あらすじ】
 26歳の「私」はある日、インドのデリーからイギリスのロンドンまで乗り合いバスだけで旅することを思い立ち、日本を飛び出した。まずは飛行機で香港に立ち寄った「私」だったが、混沌とする香港に魅せられ思いがけず長居をしてしまい――。

 ノンフィクション作家、沢木耕太郎さんの代表作『深夜特急』。実際にバックパッカーとして放浪の旅をした沢木さんの実体験に基づく小説で、新潮文庫から全6冊で出ています。
 この作品に関してはほかの記事にも書きましたのでこちらもご参考いただきたいのですが、なんといっても東アジアからユーラシア大陸を横断してヨーロッパの端っこへという旅が単なる旅行、観光などではなくて、THEバックパッカーといった感じの旅らしい旅をしていて、臨場感たっぷりで自分がその国のその地域に本当に立っているような感覚に陥ります。旅の中で主人公は怪しいホテルに泊まったり、カジノでギャンブルにのめり込んだりとかなり危ない経験もしていて、秘境を旅したりというのとは違いますが、まさに冒険。飛行機や鉄道を基本的に使わず、バスでゆっくりゆっくり地を這うような形で西に向かっていくのもさらに冒険感を高めていますね。


旅のラゴス (新潮文庫)

旅のラゴス (新潮文庫)

【あらすじ】
 高度な文明を失った代わりに人間たちが超能力を獲得した世界。その世界で何かを求めて旅をする男・ラゴスはある日、“集団転移”をしようとするグループと出会って――。

【収録作】
「集団転移」
「解放された男」
「顔」
「壁抜け芸人」
「たまご道」
「銀鉱」
「着地点」
「王国への道」
「赤い蝶」
「顎」
「奴隷商人」
「氷の女王」

 日本を代表するSF作家・筒井康隆さんの連作長編『旅のラゴス』。高度な科学はないものの(かつてはあったことを匂わせる)、超能力が発達しているという設定の世界を主人公が放浪する物語です。収録作は1作1作が独立したエピソードとなっているのですが、それらを連続して繋げて読むことによって壮大な世界が浮かび上がってくるという仕組みになっています。異世界ファンタジーっぽい雰囲気もあるのですが、あらすじにも書いたように集団転移(集団で同じ場所のイメージを強く思い浮かべることで集団ごとテレポーテーションする移動方法)のような科学的な感じもあって、SF作家の筒井さんならではのSFとファンタジーがバランス良く混じり合ったような空気感が魅力的です。雰囲気的には宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』に似た感じもあって、退廃的な世界観、失われた科学文明と、一方で進化した超現実的かつ一種独特な科学といったモチーフが好きな人にはたまらない作品ではないかなと思います。
 ちなみにこの『旅のラゴス』は筒井さんの作品の中ではそんなに有名ではなかったのですが、これといって特別な理由もないのに、なぜか2014年から今年にかけて売れ行きが急激に伸びて、今まで毎年3000~4000冊くらいだったのがこの1年ほどで10万冊も増刷となったということがちょっとした話題になっていて、筒井さんの新たな代表作として浸透しつつあると言えるのかもしれません。この作品に関してはこちらの記事でもピックアップしていますので、ぜひご覧ください。


 続いては子どもを主人公にした冒険ファンタジー4作です。


裏庭 (新潮文庫)

裏庭 (新潮文庫)

【あらすじ】
 昔はイギリス人の別荘だった荒れ放題の洋館、バーンズ屋敷。今は近所の子どもたちの格好の遊び場となっている。6年前に双子の弟を亡くした少女・照美は、弟が亡くなって以来久しくバーンズ屋敷に近づいていなかったが、友達の綾子のおじいちゃんにかつてのバーンズ屋敷の話―住んでいた姉妹や秘密の裏庭のこと―を聞き、ある日バーンズ屋敷を訪れる。そして、綾子のおじいちゃんが“裏庭”の入り口だと話したホールに掛かった大鏡に照美が触れると、突然「フーアーユー」という声が響き――。

 梨木香歩さんの『裏庭』は、古い洋館に秘められた謎の“裏庭”を巡って、孤独を抱えた少女が冒険するファンタジーです。『秘密の花園』や『トムは真夜中の庭で』に代表されるように、“庭”は児童文学に付き物のシンボリックで重要なモチーフですが、この『裏庭』も庭文学の傑作と言えます。
 魔法やアクションなどの登場する派手な冒険物語ではありませんが、主人公の少女が異世界に迷い込むことで自分自身の心の傷と向き合い、乗り越えていくさまが繊細に書かれていて、児童文学ではありますが子どものみならず大人にとっても奥深い作品となっています。また、照美の心の世界だけではなく、照美と母、照美の母と祖母、照美と綾子のおじいちゃん、綾子のおじいちゃんとバーンズ屋敷に住んでいたイギリス人の姉妹、そして照美と亡くなった弟など、多様な人間関係が場所や時を超えてダイナミックに描かれていて、一人の少女の成長物語にとどまらない広がりを見せています。思春期の少女が自分の心を真正面から見つめるというものすごく過酷な体験を、秘密の裏庭への旅という形で鮮やかに描き出した傑作ファンタジーです。


扉のむこうの物語 (名作の森)

扉のむこうの物語 (名作の森)

【あらすじ】
 母親のいない小学6年生の少年・行也はある日父親が勤務する小学校を訪れる。暇を持て余した行也はひとりでぶらりと物置に入るが、そこでアフロヘアの風変わりな女の人と出会う。女の人はこの小学校の卒業生だと言い、二人は物置にあったひらがな五十音表を使って、言葉を作る遊びを始める。すると突然不思議な扉が現れ、二人が扉を開けるとそこは現実とは違うちょっとおかしな世界で――。

 児童文学作家・岡田淳さんの『扉のむこうの物語』。ひまつぶしの言葉遊びをきっかけに不思議な異世界に導かれてしまう男の子の話で、上述した『裏庭』が少女の内界を巡る物語だったのとは対照的に、こちらは少年の成長を取り上げていて、よりユーモア色が濃くなっています。
 何より魅力的なのが冒険の筋立て。行也たちが異世界に足を踏み入れるきっかけとなるのがひらがなの五十音表を使ったゲームで、これは一度使ったひらがなはもう使えず、残ったひらがなで新たな言葉を作るというルール。ここで行也とアフロヘアのおばさんが作った言葉が後々異世界で重要な役割を果たすのですが、文字や言葉が物語を生むという言葉のおもしろさを体現するようなストーリーになっていて、文学の醍醐味を存分に味わえる作品になっています。そういったアイテムづかいがとても秀逸で、それだけでもワクワクドキドキするのですが、物語のところどころにクラシック音楽が散りばめられていて色を添えていたり、異世界では人間を分類するというシステムがあったりと、子ども向けにしてはけっこう渋いモチーフが使われたりシビアな不条理さが描かれていたりして、考えさせられる部分も多く、大人でも十分楽しめる作品だと思います。


これは王国のかぎ (中公文庫)

これは王国のかぎ (中公文庫)

【あらすじ】
 中学3年生の上田ひろみは15歳の誕生日に失恋。泣き疲れて眠り、目覚めるとそこは自分の部屋ではなくアラビアンナイトの世界だった。そしてひろみが出会ったターバン姿の青年はひろみのことを磨神族“ジン”だと言う。こうしてひろみはなぜか不思議な力を持つジンとして異世界を旅することになってしまい――。

 児童文学作家、ファンタジー作家である荻原規子さんの『これは王国のかぎ』は、アラビアンナイトの世界を舞台にしたファンタジー作品。日本神話を題材にした「勾玉三部作」や中世ヨーロッパ風の異世界を舞台にした「西の善き魔女シリーズ」など、多くのシリーズ作品を手がけている荻原さんですが、この作品は1冊で完結する話で、また、主人公のひろみのあっけらかんとしたキャラクターや陽気でユニークな世界造形なども手伝って、荻原さんの小説を読んだことがない方にも手に取りやすい作品ではないかと思います。
 物語の世界観的にも魔法が生きるアラブ世界でイメージしやすいですし、ファンタジーのセオリーを踏襲した内容なのですいすいと読み進められます。また、思春期の少女を主人公にした小説に長けた荻原さんらしく、この作品も少女小説や少女漫画っぽい雰囲気があり、ほのかな恋愛も描かれていたりして、そういった感じの物語が好きな人も大いに楽しめます。ちなみに物語としては完全に別なものの、同じく上田ひろみが主人公の『樹上のゆりかご』という作品もあり、ファンタジー要素は皆無ですが学園の謎を巡るミステリーとなっていて、こちらもおもしろいです。


七夜物語(上) (朝日文庫)

七夜物語(上) (朝日文庫)

【あらすじ】
 母とふたり暮らしのさよは小学4年生。ある日、さよは町の図書館で『七夜物語』というタイトルの本を見つける。なぜか『七夜物語』に惹かれるさよだったが、ある夜、ひょんなことから同級生の灰田くんと一緒に近所の高校に忍び込むことに。そこで出会ったのは人間ほどもある大きなネズミで――。

 川上弘美さんの『七夜物語』。普段は大人向けの小説を書いている川上さんが初めて手掛けた本格的な児童文学です。ひょんなことから奇妙で不気味な夜の異世界に迷い込んでしまった女の子と男の子の冒険を描いていて、子どもにとっての教訓的な部分もありつつ、それを押しつけるのではなく、子ども自身の心から生まれる怒りや喜び、悲しみといった感情に基づいて描写していて、かつて子どもだった大人にとっても身に沁みるような作品となっています。『七夜物語』に関しては、当ブログの夜に読みたい小説・私的10撰という記事でも取り上げましたので、ぜひそちらもお読みください。


 さて、最後は冒険を描いた海外の小説3冊で締めくくります。


クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

【あらすじ】
 退屈な日々を送る12歳の少女クローディアは家出をすることに決め、パートナーとして弟のジェイミーを連れてニューヨークのメトロポリタン美術館を家出先に選ぶ。クローディアとジェイミーは美術館に隠れ住んでいることがばれないように閉館時間はバスルームに潜んだり、開館中は子どもたちのグループに紛れて展示物を観賞したり、夜はアンティーク・ベッドで眠ったり、家出を満喫。そんな時、作者の分からない天使の大理石像が新しい展示物として美術館にやってきて――。

 アメリカを代表する児童文学作家、E・L・カニグズバーグさんの代表作『クローディアの秘密』。姉弟が世界最大級の美術館であるメトロポリタン美術館にこっそり住むという想像しただけでもワクワクする物語で、美術館で生活するというリアリティにぐいぐい引き込まれます。
 作者のカニグズバーグさんは大人から見た子どもではなく、本当の意味で子どもらしい子どもを描く作家として有名で、この『クローディアの秘密』でも主人公たちは自由奔放、はた目から見たら勝手に美術館に住んでしまうとんでもない悪ガキとも言えますが、逆に言えば自らの力で人生を切り拓いていこうというたくましさに満ちていて、読んでいて痛快です。そんな子どもたちがミケランジェロ作と疑われる天使像の謎に迫っていくのですが、自分の頭で考え自分の身体で行動することによって、揺るぎない“自分”というものを獲得していくさまを鮮やかに描いています。家出というのが子どもにとって単なる嫌悪する日常からの忌避じゃなくて、自分自身を発見するために欠かせないイニシエーションなんだというのを実感させられる作品です。


闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

【あらすじ】
 エクーメン連合の使節ゲンリー・アイは外交のため両性具有の人々が住む惑星ゲセンを訪れる。ゲセンには複数の国があるが、アイはまずその中の一つカルハイド王国で活動し始め、国王と接触しようとするが、感触は思わしくない。そのため今度はカルハイドの隣国であるオルゴレインに場所を移し、順調に外交を進めるが、国政の争いに巻き込まれ囚われの身に。そんなアイを助けてくれたのはかつてカルハイドの宰相だったエストラーベンで――。

 「ゲド戦記シリーズ」などファンタジー作品でも知られるSF作家アーシュラ・K・ル=グウィンさんの代表作の一つ『闇の左手』。同じ世界観の下に書かれた「ハイニッシュ・サイクルシリーズ」の1作ですが、単独で完結している話なので、ほかの作品を読まずとも理解できます。
 文化人類学に基づいた作品を多く書いているル=グウィンさんですが、『闇の左手』でも異文化交流の難しさが徹底的に掘り下げられます。舞台となる惑星ゲセンの特徴は何といっても人々が皆両性具有(男性でもあり女性でもある)ということで、主人公の男性アイは戸惑いつつも、同盟を結ぶため外交を続ける。物語のハイライトは更生施設から逃亡したアイとエストラーベンが追っ手に見つからないように大氷原を横断して逃避行するところ。一歩間違ったら即死に繋がりかねないという極寒の地のシーンが長々と続くのですが、文化や習慣が違うどころか身体の生態そのものが全く別物という異星人同士の二人は、当然最初は大きな距離があるものの、運命共同体であることによって必然的に絆を強めていきます。SF作品ではあるのですが、そうしたSFらしさ以上に全く異質な他者とどう関係性を築いていくかという心の問題を追求していて、理解するということ、受け容れるということの本質が描かれます。また、ゲセン人が両性具有であるという設定もここで活かされていて、単純な男と男の友情でもなく、男と女の恋愛感情でもなく、名前を付けようのない関係、一個の人間と人間との純粋な関係になっていて、印象深いです。
 全体的に淡々として起伏の少ない展開、語り口なので、決してとっつきやすい作品ではないのですが、SFを普段読まない方にもぜひ読んでみてほしい名作です。


スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編 (新潮文庫)

スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編 (新潮文庫)

【あらすじ】
 主人公ゴードン・ラチャンスは小説家。ある日子どもの頃からの親友が死んだことをきっかけに、ふとキャッスルロックという小さな町に住んでいた12歳の時のことを思い出す。12歳の夏休み、森の奥に子どもの死体があるという噂を聞いたゴードンを始めとする少年たちは、死体探しの旅に出て――。

【収録作】
「スタンド・バイ・ミー」
「マンハッタンの奇譚クラブ」

 言わずと知れたスティーヴン・キングの名作「スタンド・バイ・ミー」。「恐怖の四季」と題した春夏秋冬それぞれを舞台にした4つの中編を収録した作品集の中の1作で、映画化作品も有名です。
 あらすじのとおり、少年たちのひと夏の冒険のドラマで、あまりにも知られているので私がわざわざここで紹介するまでもないくらいですね。「スタンド・バイ・ミー」についてはこちらの記事でも取り上げていますので、ご参考ください。



 さて、以上が冒険を描いた小説の私的10撰です。ファンタジックな異世界を冒険するものもあり、現実の地球を横断するものもあり、身近な場所を探検するものもあり、どれもおもしろい作品ばかりです。少しでも興味をそそり、本選びの手助け、参考になればいいなと思います。では。


:『羊をめぐる冒険(上)』の書影は講談社の公式サイトから引用させていただきました。

【ブログ内関連記事】
旅に出たくなる本・私的8撰(海外編) 2013年10月18日  沢木耕太郎『深夜特急』を記事内で取り上げています。
SF小説・私的10撰 2013年10月6日  筒井康隆『旅のラゴス』を記事内で取り上げています。
夜に読みたい小説・私的10撰 2014年9月16日  川上弘美『七夜物語』を記事内で取り上げています。
夏に読みたい小説・私的10撰 2014年7月8日  スティーヴン・キング『スタンド・バイ・ミー』を記事内で取り上げています。
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by hitsujigusa | 2015-08-29 16:06 | 小説 | Trackback | Comments(0)