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 5月26日、国際スケート連盟によって17/18シーズンのグランプリシリーズのエントリーが発表されました。例年ですとGPのエントリーは6月に発表されることが多かったのですが、17/18シーズンはオリンピックシーズンということもあって、いつもより早い発表となったのでしょうね。また、今年はいつもとは試合の順番もかなり変わっており、そういった意味でもちょっと新鮮な感覚を覚えます。
 ということで、この記事では各大会ごとの注目選手をまとめつつ、GP全体の注目点なども綴っていきたいと思います。なお、以下のエントリー表は上から男子、女子、ペア、アイスダンスの順となっています。

Entries Men 2017/18 - All 6 Events
Entries Ladies 2017/18 - All 6 Events
Entries Pairs 2017/18 - All 6 Events
Entries Ice Dance 2017/18 - All 6 Events

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 まずは各大会ごとの主な選手をまとめます(敬称略)。そして、試合の行方についてもざっくりと占ってみたいと思います。


《ロステレコム杯》(10月20~22日)
羽生結弦、田中刑事、樋口新葉、坂本花織、須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデ組、ネイサン・チェン、ミハイル・コリヤダ、デニス・テン、エフゲニア・メドベデワ、エレーナ・ラディオノワ、カロリーナ・コストナー、長洲未来、エフゲニア・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ組、クセニア・ストルボワ&ヒョードル・クリモフ組、ジュリアン・セガン&シャルリ・ビロドー組、マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ組、レイチェル・パーソンズ&マイケル・パーソンズ組、エカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー・ソロビエフ組、パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ組

 例年であればスケートアメリカがGP開幕戦となることが多いのですが、今年の開幕戦はロシアで行われるロステレコム杯となりました。
 そんな開幕戦にさっそく男女の世界チャンピオンがそろい踏み。男子は何といっても羽生選手が早々に登場。さらに16/17シーズンの主役の一人となった若手のホープ、アメリカのチェン選手もエントリーし、優勝争いではこの二人が一歩抜きん出ているかなと思います。日本からはもう一人、羽生選手と同学年の田中選手も出場。このメンバーのなかであれば、十分にメダル争いに食い込めるのではないかと思います。
 そして女子は絶対女王のメドベデワ選手が出場。彼女が圧倒的優勝候補であるのは間違いないと思いますが、それに次ぐ存在として挙げられるのは同じくロシアのラディオノワ選手やベテランのコストナー選手といったところでしょうか。しかし、日本の樋口選手も4月の世界国別対抗戦では極めて高い得点をマークしており、演技次第で2位争いも夢ではありません。また、GPデビューとなる坂本選手もジュニアながらすでに190点台のパーソナルベストを持っていますから上位に入る可能性は大いにありますね。
 一方、ペアは地元ロシアのタラソワ&モロゾフ組、ストルボワ&クリモフ組の優勝争いが濃厚かなと思います。16/17シーズン、GPファイナルと欧州選手権を制したタラソワ&モロゾフ組と、ロシア選手権を制したストルボワ&クリモフ組の同国対決は、ロシアのエースペア争いとしても興味深いですね。ただ、カナダのセガン&ビロドー組も実力はあり、ペアは大技が多い分、その成否次第で展開が読めなくなるので予想が難しいところです。日本の須藤&ブードロ―=オデ組は初めてのGP2戦エントリーですが、じわじわと力をつけてきているので楽しみにしたいですね。
 アイスダンスは世界選手権銅メダルのシブタニ&シブタニ組が軸となることは間違いないでしょう。そこにボブロワ&ソロビエフ組やギレス&ポワリエ組がどう肉薄するかに注目ですね。また、16/17シーズン出場した全ての試合を制した世界ジュニア王者のパーソンズ&パーソンズ組も楽しみな存在です。


《スケートカナダ》(10月27~29日)
宇野昌磨、無良崇人、本郷理華、本田真凛、パトリック・チャン、ジェイソン・ブラウン、マキシム・コフトゥン、チャ・ジュンファン、ケイトリン・オズモンド、アシュリー・ワグナー、カレン・チェン、アンナ・ポゴリラヤ、マリア・ソツコワ、メーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード組、リュボーフィ・イリュシェチキナ&ディラン・モスコヴィッチ組、アリオナ・サフチェンコ&ブリュノ・マッソ組、ヴァネッサ・ジェームズ&モルガン・シプレ組、テッサ・ヴァーチュー&スコット・モイア組、ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ組、マディソン・ハベル&ザカリー・ドノヒュー組

 男子は世界選手権銀メダリストの宇野選手がやはり金メダル最有力でしょうか。ですが、元世界王者のチャン選手やブラウン選手といった実力者も揃っていて、おもしろい顔ぶれだなと思います。この猛者の中で表彰台に上がるためにはかなりのレベルが必要とされますので、無良選手にとっては厳しい戦いかなと思いますが、演技構成点で後塵を拝する分、技術点で補う必要がありますね。そして、もう一人の注目選手は韓国の新星チャ選手。この大会の時点でも若干16歳という若さですが、どう存在をアピールするか楽しみな存在ですね。
 女子は世界選手権銀メダリストのオズモンド選手に、2016年の世界選手権の銀メダリストであるワグナー選手、同大会の銅メダリストであるポゴリラヤ選手など、世界の表彰台経験者が顔を揃えるハイレベルなメンバーに。誰が抜きん出ているというよりも実力は拮抗していると思うので、誰が優勝してもおかしくないですね。その点でいえば、これがGPデビューとなる本田選手や本郷選手にも可能性はありますし、順位の予想をするのは難しい試合になりそうです。
 ペアは前世界王者のデュハメル&ラドフォード組が地元カナダでの大会ということもあって地の利もあるかなと思いますが、かつてほどのずば抜けた強さがあるわけではないので優勝候補筆頭と断言はしがたいですね。世界選手権銀メダルのサフチェンコ&マッソー組、欧州選手権銅メダルのジェームズ&シプレ組など、こちらも実力は伯仲なので、どのペアが優勝しても驚きません。
 アイスダンスは世界王者に返り咲いたヴァーチュー&モイア組が圧倒的な優勝候補といっていいでしょう。そこに同じくカナダのウィーバー&ポジェ組やアメリカのハベル&ドノヒュー組が続くという感じでしょうか。


《中国杯》(11月3~5日)
田中刑事、三原舞依、樋口新葉、本田真凛、ハビエル・フェルナンデス、金博洋(ジン・ボーヤン)、閻涵(ヤン・ハン)、ミハイル・コリヤダ、ヴィンセント・ゾウ、ガブリエル・デールマン、エリザヴェータ・トゥクタミシェワ、エレーナ・ラディオノワ、アリーナ・ザギトワ、グレイシー・ゴールド、隋文静(スイ・ウェンジン)&韓聰(ハン・ツォン)組、于小雨(ユー・シャオユー)&張昊(ジャン・ハオ)組、ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン組、マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組、ロレイン・マクナマラ&クイン・カーペンター組、エカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー・ソロビエフ組

 男子は前世界王者のフェルナンデス選手がやはり一際強いかなと思いますが、2年連続の世界選手権銅メダルの金選手も安定感を増してきておりフェルナンデス選手をも脅かすのではないでしょうか。ジュニアの世界王者であるアメリカのゾウ選手もこの大会でGPデビュー。大技の4ルッツを持っている選手ですから、その成否によってはいきなりの表彰台の可能性も高いですね。そして日本男子では唯一の出場となる田中選手にとっては強敵揃いの中、こちらもやはり4回転や3アクセルといった大技の出来が順位を左右するのかなと思います。
 女子は世界選手権銅メダルのデールマン選手始め、元世界女王のトゥクタミシェワ選手、2015年の世界選手権銅メダルのラディオノワ選手、アメリカのエース格であるゴールド選手と華やかな顔ぶれですが、そんな実力者らをも凌駕する可能性があるのがジュニアの世界女王であるザギトワ選手。ポテンシャルの高さを考えるとデビューで即優勝というのもありえますから、ある意味最大の注目選手といえます。その中で日本女子は今年の世界選手権代表の三原、樋口の両選手、さらに世界ジュニア優勝経験のある本田選手とフレッシュかつ豪華なメンバーで、優勝どころかメダリストさえ予想しづらく、全6戦の中でも最も混戦となるかもしれません。
 ペアは世界王者の隋&韓組が圧倒的に強く、同じく中国の于&張組がどこまで迫れるかといったところかなと思います。
 アイスダンスは前世界王者のパパダキス&シゼロン組がやはり揺るぎない優勝候補。2、3位は順当にいけばチョック&ベイツ組、ボブロワ&ソロビエフ組が入るのではないかと思います。


《NHK杯》(10月10~12日)
羽生結弦、村上大介、宮原知子、本郷理華、白岩優奈、須藤澄玲&フランシス・ブードロ=オデ組、村元哉中&クリス・リード組、パトリック・チャン、ジェイソン・ブラウン、アダム・リッポン、セルゲイ・ボロノフ、エフゲニア・メドベデワ、ポリーナ・ツルスカヤ、カロリーナ・コストナー、長洲未来、隋文静&韓聰組、クセニア・ストルボワ&ヒョードル・クリモフ組、ジュリアン・セガン&シャルリ・ビロドー組、テッサ・ヴァーチュー&スコット・モイア組、アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ組、マディソン・ハベル&ザカリー・ドノヒュー組

 例年はGP最終戦として行われることが多いNHK杯ですが、今年は4戦目として開催。そして男女、ペア、アイスダンス全ての現世界チャンピオンが顔をそろえる超豪華な試合に。
 男子は優勝最有力の羽生選手に、元世界王者のチャン選手が挑む構成。そこにアメリカの実力者二人が加わり、個性的な顔ぶれとなっています。2014年のNHK杯覇者である村上選手にとっては2季ぶりのGP復帰戦となります。
 そして女子はメドベデワ選手が最大の注目ですが、彼女に最も肉薄できるとすればやはり日本のエース、宮原選手ではないかと思います。しかし大ベテランのコストナー選手も怖い存在で、この3人が勢力図の中心となるでしょうね。日本からはほかに本郷選手、そしてGPデビューとなる白岩選手が出場しますから、日本開催の地の利を活かして前述の3人のあいだに割って入ってほしいですね。
 ペアは隋&韓組が2週連続で登場。須藤&ブードロー=オデ組にとっては日本での試合ですから、昨年以上の順位、点数を狙いたい大会ですね。
 アイスダンスはヴァーチュー&モイア組が優勝候補筆頭で、ベテランのカッペリーニ&ラノッテ組が次ぐという勢力図。日本のアイスダンス王者、村元&リード組も自己最高位更新を大いに望める試合となりそうです。


《フランス国際》(11月17~19日)
宇野昌磨、三原舞依、白岩優奈、ハビエル・フェルナンデス、デニス・テン、ヴィンセント・ゾウ、ケイトリン・オズモンド、エリザヴェータ・トゥクタミシェワ、マリア・ソツコワ、アリーナ・ザギトワ、グレイシー・ゴールド、ポリーナ・エドマンズ、エフゲニア・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ組、ヴァネッサ・ジェームズ&モルガン・シプレ組、リュボーフィ・イリュシェチキナ&ディラン・モスコヴィッチ組、ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン組、ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ組、マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組

 15/16シーズンまで長くスポンサー企業の名を冠して「エリック・ボンパール杯」と呼ばれ、そのスポンサーが離れた16/17シーズンは「フランス杯」となっていたこの大会ですが、今年は「Internationaux de France」=「フランス国際」という大会名となっています。
 男子は宇野選手とフェルナンデス選手の一騎打ちが予想されます。ほかに現時点でこの二人と同等に張り合える選手はいなさそうなので、よっぽどのことがない限り、この二人のワンツーは確実ではないかと思います。
 女子は三原選手、オズモンド選手が軸となるかなと思いますが、近年低迷しているものの実力者のトゥクタミシェワ選手やゴールド選手、また、新星のザギトワ選手のような台風の目的な選手もおり、誰にでも優勝の可能性はあると言えます。
 ペアはタラソワ&モロゾフ組が優勝候補筆頭ですが、地元フランスのジェームズ&シプレ組もぐいぐい力を伸ばしてきており、場合によってはGP初タイトルもあるかもしれません。
 アイスダンスはこちらも地元フランスのパパダキス&シゼロン組が強力で、ウィーバー&ポジェ組、チョック&ベイツ組が2、3位を争うという展開が予想されます。


《スケートアメリカ》(11月24~26日)
無良崇人、宮原知子、坂本花織、村元哉中&クリス・リード組、金博洋、ネイサン・チェン、アダム・リッポン、マキシム・コフトゥン、セルゲイ・ボロノフ、ガブリエル・デールマン、アシュリー・ワグナー、カレン・チェン、アンナ・ポゴリラヤ、ポリーナ・ツルスカヤ、メーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード組、アリオナ・サフチェンコ&ブリュノ・マッソ組、于小雨&張昊組、マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ組、アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ組、パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ組

 男子はチェン選手と金選手、新時代の4回転ジャンパー二人の優勝争いが濃厚。日本の無良選手は4回転、3アクセルはもちろんのこと、ベテランならではの演技力や安定感で存在感を示したいところですね。
 女子は宮原選手、デールマン選手、ワグナー選手、ポゴリラヤ選手という世界選手権表彰台経験者が4人もおり、僅差の戦いになるのかなという気がします。
 ペアは上述の3組によるメダル争いが繰り広げられると思いますが、ペアの場合大技が多い分、その成功不成功によって順位も大きく上下動するので、ここに挙げなかったダークホースの飛躍の可能性もあり予想は難しいですね。
 アイスダンスはシブタニ兄妹がやはり強いですが、もし彼らに何らかの隙があれば、その死角を突くのはベテランのカッペリーニ&ラノッテ組となるのではないでしょうか。


 さて、ここからはテーマ別に注目ポイントを見ていきます。


①日本勢

 日本勢は男子5名、女子7名、ペア1組、アイスダンス1組がエントリー。ただ、NHK杯の男子、ペア、アイスダンスでそれぞれ自国枠1が残っているので、まだ出場選手は増える予定です。
 何といっても注目はGPデビューを果たす女子の3選手ですね。特に2016年世界ジュニア優勝の本田真凛選手が先輩スケーターたちの中に割って入ってどれだけ存在感をアピールするかに注目が集まります。また、坂本花織、白岩優奈の両選手も実力を発揮できれば十分上位に入る力はあり、今シーズン三原舞依選手、樋口新葉選手がシニア1年目にして好成績を収めたことを考えても、次は誰が新たなシンデレラガールになるのだろうと楽しみでなりません。
 そして、世界王者に返り咲いた羽生結弦選手はロシアと日本にエントリー。羽生選手はここ2シーズン練習拠点としているカナダと地元開催の日本という組み合わせが多かったのですが、今年は大会の順番が大幅に入れ替わったこともあってか、GP初戦のロシアから2週あいだを空けて日本というスケジュールになりましたね。同じく男子では村上大介選手が怪我から復帰。休養が影響してエントリーはNHK杯のみとなりましたが、何かと縁の深いNHK杯で村上選手らしい演技を見せてほしいと思います。
 一方、ペアは全日本王者の須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデ組が初めての2戦エントリー。初経験の難しさもあると思いますが、チャンスを活かして頑張ってほしいですね。


②GPデビュー組

 日本選手を除き17/18シーズンにGPデビューするのは男子が5名、女子が3名、ペアが1組、アイスダンスが8組です(ペア、アイスダンスはもちろんほかのパートナーと組んでの出場は別とします)。
 個人的に最も注目するのは女子の世界ジュニア王者アリーナ・ザギトワ選手。ジュニアにもかかわらずすでに210点にも迫ろうかというパーソナルベストを持ち、ショート、フリーともに全てのジャンプを後半に跳ぶという驚異的なジャンプ構成を組む新世代のスケーター。メドベデワ選手と重なる部分もありますが、メドベデワ選手を上回るとしたら彼女じゃないかという気もし、オリンピックシーズンに一躍名を上げたユリア・リプニツカヤ選手のように、一気にトップ選手への階段を駆け上がっていくのではないかと想像します。
 同じくロシアからは2015年のジュニアGPファイナル覇者ポリーナ・ツルスカヤ選手も初参戦。ポテンシャルの高さは証明済みですが、近年は怪我にも悩まされて成績面ではザギトワ選手の後塵を拝しています。そんな彼女がシニアでどう挽回し、群雄割拠のロシア女子の中で存在をアピールするのか、期待したいですね。
 男子はこちらも現世界ジュニアチャンピオンのヴィンセント・ゾウ選手がシニアデビュー。すでに4ルッツと4サルコウを武器として持っているアメリカ期待の逸材ですが、アメリカ男子といえば全米王者のネイサン・チェン選手始め、個性派のジェイソン・ブラウン選手、アダム・リッポン選手など徐々に層が厚くなってきており、ゾウ選手もその波に乗ってジュニア時代の勢いを継続させられるかどうかに注目ですね。
 また、ロシア男子からは世界ジュニア2位のドミトリー・アリエフ選手、同3位のアレクサンドル・サマリン選手が初参戦。2人ともゾウ選手にも勝るとも劣らぬ実力の持ち主ですから、今年の世界ジュニア表彰台の3人のライバル対決も楽しみですし、ロシア国内の競争という意味でも、圧倒的なエースが不在のロシア男子の中で誰が抜け出るのか、アリエフ、サマリンの両選手にもチャンスは大いにありますから楽しみです。
 ペアは2016年の世界ジュニアチャンピオン、チェコのアナ・ドゥシュコヴァ&マルティン・ビダジュ組が満を持して本格的なシニア参戦。16/17シーズンも欧州選手権、世界選手権に出場しそれぞれ7位、14位という結果を残していますから、シニアの国際大会の雰囲気にある程度慣れた上でのGPデビューになるのかなと思いますね。
 アイスダンスは実に8組がGPデビュー。中でも注目は2017年世界ジュニア王者のパーソンズ&パーソンズ組、2016年世界ジュニア王者のロレイン・マクナマラ&クイン・カーペンター組、2016年世界ジュニア銅、2017年世界ジュニア銀のアッラ・ロボダ&パヴェル・ドロースト組の3組でしょうか。3組ともここ数年のジュニアアイスダンス界を引っ張ってきたカップルたち。中でも特に勢いに乗っているのはアメリカのパーソンズ兄妹で、16/17シーズンは出場した全ての試合を制し鳴り物入りでのシニア挑戦となりますから、次世代のアメリカアイスダンス界を担うであろう存在として今から注目したいと思います。
 一方、同じくアメリカのマクナマラ&カーペンター組はパーソンズ兄妹と常に頂点を競ってきたカップルですが、16/17シーズンは全米ジュニアで3位、世界ジュニアでも7位に沈み、少し差を開けられてしまいました。シニアに上がってからもこの2組のライバル関係は続くでしょうから楽しみです。
 ロシアのロボダ&ドロースト組はジュニアGPファイナルで3年連続2位、世界ジュニアは3位と2位で、もう一歩頂点に届かないというケースが多いカップルではありますが、安定感は抜群とも言えます。最近のロシアアイスダンス界は北米のアイスダンス界に押され気味という状況ですから、彼らが新たな風を吹き込んでくれるといいなと思いますね。


③復帰組

 17/18シーズンはオリンピックシーズンということで競技復帰してくる選手はあまりいません。
 男子では2013年世界ジュニア王者のジョシュア・ファリス選手が競技復帰。ファリス選手といえばシニアに上がってからは怪我も多くなかなか思ったような演技ができませんでしたが、2015年の四大陸選手権では圧巻の滑りで銀メダルを獲得。さらなる飛躍を期待された矢先、15/16シーズンに練習中の転倒で脳震盪を発症。その後も幾度か同じような症状に見舞われ、今から約1年前に競技からの引退を発表していました。しかし今年の2月に競技復帰することを発表、そして今回NHK杯にエントリーされました。フィジカル的な問題が解消されたということなのだと思いますが、何よりスケートをしたいという気持ちが燃え上がってきたということなのでしょうね。まだ22歳という年齢で引退は残念と思っていたので、復帰は嬉しく思います。
 女子では16/17シーズンに競技復帰したイタリアのカロリーナ・コストナー選手が13/14シーズン以来となるGPエントリー。もしファイナル進出となれば2011年以来となりますし、10代の選手が中心となる女子フィギュア界で30代に突入したコストナー選手が戦う価値というのはとてつもなく大きいと思うので、ぜひ期待したいですね。
 そして、同じく女子では怪我のために16/17シーズンをフル休養したアメリカのポリーナ・エドマンズ選手が復帰。エントリーはフランス大会の1戦のみですが、ソチ五輪後は体の成長や怪我に悩まされた彼女の久方ぶりの元気な姿を楽しみにしたいですね。


④欠場組

 有力選手でGPにエントリーしていない選手たちにも少し目を向けてみたいと思います。
 女子ではソチ五輪女王のアデリナ・ソトニコワ選手が16/17シーズンに続きノーエントリー。ソトニコワ選手は2015年末のロシア選手権を最後に競技会には参加しておらず、半分引退のような状態になっています。ただ、この4月にあのエフゲニー・プルシェンコさんがソトニコワ選手のコーチに就任したというニュースが入って来ており、平昌五輪に向けて徐々に準備は進めているようですね。
 一方、ペアでは同じくソチ五輪金メダルのタチアナ・ボロソジャー&マキシム・トランコフ組もGPにはエントリーせず。ボロソジャー選手とトランコフ選手といえばプライベートでも夫婦で今年2月に第1子となる女の子が誕生したばかり。平昌五輪を目指すのかどうかといったことについては明確な情報は発表されていませんが、ボロソジャー選手のフィジカル的な問題もあるでしょうし、何かしらの発表があるのを待ちたいですね。
 同じくロシアのペア、川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ組もエントリーはされていません。川口&スミルノフ組は2016年末のロシア選手権で5位にとどまって欧州選手権や世界選手権の代表を逃しました。が、現在でも世界ランキングは20位なのでエントリーされてもおかしくないかなと思うのですが、GPはパスしてオリンピックを目指すという方法ももちろんあるので、彼らがどういった道で17/18シーズンを歩んでいくのか注視したいですね。



 さて、この記事はここで一旦終了しますが、まだまだ出場枠は空いており、今後も新たな出場選手が決まっていくでしょうから、判明し次第この記事内に追記していきたいと思います。では。


:記事冒頭の国際スケート連盟のロゴは、国際スケート連盟フィギュアスケート部門の公式フェイスブックページから引用させていただきました。

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# by hitsujigusa | 2017-05-31 02:00 | フィギュアスケート(大会関連) | Trackback | Comments(0)

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 16/17シーズンのコスチュームをランキング形式で紹介するベストコスチューム16/17。例年どおり、個人的に良いと思った現役選手たちの衣装を各カテゴリー別に1位から10位まで振り返っていきたいと思います。この記事ではアイスダンスのショートダンスのベスト10を書いていきます。
 その前に、コスチュームを選ぶ上でのルールをまとめると、


●16/17シーズンに着用された衣装が対象。
●グランプリシリーズ、欧州選手権、四大陸選手権、世界選手権、世界国別対抗戦に出場した選手が、該当する試合で着用した衣装のみ対象とする。
●各部門につき、各選手1着のみに限定。1つのプログラムで複数の衣装を使用している場合でも1着しか対象にならない。また、1人の選手が1シーズンで複数のプログラムを演じた場合でも1つの衣装しか対象にならない。
●16/17シーズンに着用している衣装でも、すでに昨シーズン以前に使用されたことのある衣装は対象外とする。



 という感じになります。これらのルールに基づいて、10着の衣装を選びました(アイスダンスやペアの場合は男女で1組なので、衣装ももちろん2着で1つという扱いです)。ではさっそく、アイスダンスショートダンス部門の1位から見ていきます。

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 アイスダンスショートダンス部門の1位は、日本の村元哉中&クリス・リード組の「レイ・チャールズ・メドレー」です。

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 ソウルの神様と呼ばれるレイ・チャールズの楽曲を組み合わせたメドレープログラム。明るく軽快なプログラムということで衣装もポップさを前面に押し出したデザインになっています。
 男女ともに基調となっている色はイエローと紫。女性の村元選手はホルターネック風のワンピースで、ボディの部分は濃いめの紫のベルベット風生地。胸元は白襟のようなデザインに小さなボタンが4つ並んでいます。スカートは透け感のある紫のチュールスカートの上にサテンのような艶のある素材の白いスカートを重ねていて、白いスカートは輪っかのような一風変わったイエローのドット模様となっています。ドット以外にもスカートの縁や首にかかったストラップ、腰を囲むベルト(背中側でリボンを結んだデザインになっている)がイエローとなっていて、アクセントをつけています。
 一方、男性のリード選手は白いシャツの上に、紫をベースにイエローの格子柄が入った五分袖のジャケットを着用。ネクタイはイエローにシルバーのラインストーンが施された作りで、ポケットにはイエローのチーフと、こちらもベースは紫ですがイエローをアクセント的に使ったコーディネートとなっています。
 紫とイエローという組み合わせは珍しい色づかいですが、プログラムのポップな雰囲気によく合っていますし、また、女性のワンピース姿も男性のジャケット姿もどこかレトロで古き良き時代を思い起こさせるデザインになっていて、レイ・チャールズというアメリカを代表する往年のスターの音楽にもピッタリ合っていると思いますね。


 2位はアルメニアのティナ・ガラベディアン&シモン・プルー=セネカル組の「Blues/Swing」です。

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 プログラムに関しては今季の課題であった「ブルース」と「スウィング」の表記があるのみで具体的な曲名はわからないのですが、前半はしっとりとした女性ボーカルによる上品な世界観、後半は同じく女性ボーカルですが軽快でリズミカルな曲調という構成のプログラムになっています。
 ということで後半の「スウィング」の軽快さよりも、前半の「ブルース」の落ち着いたイメージを意識したコスチュームになっていますね。男性はシンプルな黒のタキシード姿でクラシカルな紳士を演出。女性はラインストーンやビジューがふんだんにあしらわれた上半身と深いスリットが入った長めの群青色のスカートという個性的でありながらも気品のあるドレス姿。特に上半身はかなりキラキラとした一見派手なデザインですが、使う装飾の色をある程度絞って統一してあるので、そんなにごちゃごちゃした感じはせずゴージャスかつ洗練された印象を与える衣装になっていると思います。プログラムが醸し出すイメージよりは男女ともにクラシックな趣きが強いかなと思いますが、よく工夫された美しい衣装ですね。


 3位はロシアのヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ組の「Love Creole/It Don't Mean A Thing」。

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 ジャズの大家デューク・エリントンの「Love Creole」とアメリカを代表するエンターテイナー、トニー・ベネットとレディー・ガガのデュエット曲「It Don't Mean A Thing」のメドレープログラム。全体的にしゃれた小気味の良い雰囲気の作品ですが、コスチュームもそれに合わせて比較的カジュアルなデザインになっています。
 男性は五分袖の白シャツに黒いベストというスマートながらも着崩した雰囲気のある着こなし。一方、女性はネイビーのワンピースですが、裾はゴールドなどさまざまな色が入り混じったフリンジっぽい作りになっていて、上半身から腰にかけてはシンプル、スカートはゴージャスというギャップのあるデザインが印象的で良いですね。プログラムの後半はトニー・ベネットの渋い歌声とレディー・ガガの華やかなソプラノのデュエットなので、そういったイメージにも合っている衣装だなと思います。


 4位はイタリアのアンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ組の「Cry For Me/Choo Choo Boogie」です。

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 クリント・イーストウッド監督作品『ジャージー・ボーイズ』の劇中曲「Cry For Me」による前半はしっとりとしながらも軽快さもあるバラード、後半はとにかくノリノリのブギウギというプログラム。
 女性のカッペリーニ選手は全身水玉のモノトーンの半袖ワンピースというポップないでたち。一見シンプルですが、ドットの大きさが部分部分で違いますし、裾の広がり方も絶妙で、よく考えられたコスチュームだと思います。また、男性のラノッテ選手は黒いインナーに黒いパンツ、赤いジャケットというコントラストがきれいなコーディネート。男女であまり共通点のないように見えるコスチュームですが、カッペリーニ選手が赤いイヤリングや赤いマニキュアでラノッテ選手の衣装に合わせているところもしっかり工夫していますし、男女で並んだ時に黒と白と赤というコントラストのハッキリとしたカラーコーディネーションがプログラムの雰囲気にも合っていて素敵ですね。


 5位はアメリカのマイア・シブタニ&アレックス・シブタニ組の「That's Life」。

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 プログラムはフランク・シナトラが歌うスタンダードナンバー「That's Life」ですが、後半はそれをヒップホップ風にリミックスしたバージョンになっていて、ゆったりとした前半と急激に激しくなる後半とのギャップが魅力的な作品です。
 コスチュームは男性と女性とで少し趣の異なるものになっていて、男性は白シャツに黒いジャケットとパンツという非常にシンプルなスタイル。一方で女性は胸元が大胆に開いたデザインのノースリーブのトップスで、その下にはランジェリーがのぞくような作りになっており、また、背中側は全てシースルー生地になっているので、さらにセクシーさを感じさせます。しかしトップスの襟元はスーツの襟のような形になっていて男性の衣装との統一感もあり、ボトムスはスカートではなく脚を全て覆うパンツルックということもあり、セクシーだけれども羽目を外し過ぎない品の良さもちゃんとある衣装になっています。女性の衣装は中国杯までは胸元も覆うようなデザインの衣装を着ていてそちらも素敵だったのですが、よりセクシーなこちらを今回は選びました。
 男性のオーソドックスな衣装でプログラム前半のフランク・シナトラのパートを、女性の個性的な衣装でプログラム後半のヒップホップのパートを表しているようにも思えて、プログラムの持つ二つのイメージを男女それぞれが表現するという考えられたコーディネートになっていますね。


 6位はカナダのアレクサンドラ・ポール&ミッチェル・イスラム組の「Big Spender/シング・シング・シング」。

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 ムーディーな女性ボーカルが特徴的なミュージカルナンバー「Big Spender」と、スウィング・ジャズの名曲「シング・シング・シング」を組み合わせたプログラム。
 衣装は男女ともに黒を基調としたシックなのものとなっています。男性は白シャツにグレーのストライプが入った黒いベストとパンツ、白い水玉のネクタイというコーディネートで、シンプルではありますが単に黒一色ではなく、ストライプやドットといった模様の入ったスタイルにすることでより軽快さやポップさも醸し出していて、スウィング・ジャズを使ったノリの良いプログラムの世界観に合わせています。女性は胸元の大きく開いたホルターネック風のワンピース姿で、黒いラインが細かく交差するような素材感が特徴的。スカートの裾はフリンジになっていて、全体的に古き良きアメリカの踊り子が着ていたような衣装を想起させるデザインとなっています。また、シーズン初戦のUSインターナショナルクラシックでは女性のポール選手は髪をポニーテールにしていましたが、写真のスケートカナダでは髪をまとめて、さらにシルバーの髪飾りをつけたことによって、よりオールドアメリカのクラシックな雰囲気が強調されていて、プログラムのイメージをしっかり体現していると思いますね。


 7位はフランスのガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン組の「Bittersweet/Diga Diga Doo」。

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 女性ボーカルによるロマンティックな前半と、トランペットの音色が特徴的なリズミカルな後半という構成のプログラム。シーズンを通して男女ともに2着の衣装を使用していましたが、個人的に好きなシーズン後半の衣装を選ばせていただきました。
 女性のパパダキス選手は胸元が大きく開いたワンピースを着氷。ベースとなるネイビーのシースルー生地の上にボタニカル柄っぽい金色の刺繍を施したようなデザインで、スカートは一切模様や装飾のないシンプルなものとなっています。金色の刺繍によってゴージャスな印象もありますが、細めのストラップや透け感のある生地など全体的に華奢な印象もあり、可憐さと華やかさのバランスが取れたコスチュームだと思います。男性はこちらも胸元をはだけた白シャツの上にグレーの五分袖ジャケットとパンツといういでたちですが、ジャケットの襟と袖は女性のワンピースと同じような金色の刺繍がなされていて、地味すぎず派手すぎずというセンスの良さを感じさせますね。


 8位はスペインのオリヴィア・スマート&アドリア・ディアス組の「Proud Mary」。

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 ティナ・ターナーの楽曲を使用したパワフルでソウルフルなプログラム。ということで衣装もわりときらびやかなものになっています。
 女性はシルバーのノースリーブドレス。スカートはフリンジになっていて色づかいも伴ってゴージャスな印象を与えますが、上半身はシルバー一色ではなく肌色に合わせたベージュとの縞模様っぽくなっているので、見た目にも変化がありますね。一方で男性はグレーのシャツに黒いパンツというごくごくスタンダードなスタイルで、女性の引き立て役という感じ。
 カップルとして見ると、色的にはシルバー、グレー、黒というモノトーンに近い組み合わせで必ずしもカラフルではありませんが、ブロンドのボブヘアにシルバーのフリンジワンピースという女性のいでたちがとても華があり、また、プログラムの雰囲気ともよく合っていて、色の印象以上に華やかさを感じさせる衣装だなと思います。


 9位はイギリスのライラ・フィアー&ルイス・ギブソン組の「Save My Soul/Diga Diga Doo」。

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 アメリカのスウィング・バンド“ビッグ・バッド・ヴードゥー・ダディ”の楽曲2曲のメドレープログラム。古き良きアメリカ音楽をリバイバルしたような音楽が特徴的なバンドの楽曲とあって、どこか懐かしい雰囲気も漂わせるプログラムになっています。
 男性のギブソン選手は五分袖の白シャツに黒いベスト、黒いパンツというオーソドックススタイル。一方、女性のフィアー選手は鮮やかなライトブルーのホルターネックワンピース。胸元にふんだんにビジューが施されていてとても華やかな印象を与えます。また、上半身は流れるような曲線が縦に走るデザインともなっていて、シンプルな中にも工夫が感じられます。
 こちらも上述したスマート&ディアス組同様に、男性は地味目に、女性は比較的華やかにという組み合わせで、男性が女性を際立たせる二人のコーディネートですね。


 10位はロシアのエレーナ・イリニフ&ルスラン・ジガンシン組の「Big Bad Love/シング・シング・シング」です。

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 レイ・チャールズとダイアナ・ロスのデュエット曲「Big Bad Love」と超定番の「シング・シング・シング」を組み合わせたプログラムですが、コスチュームはスウィングのノリノリのイメージよりも、前半のブルースのしっとりとした世界観の方をイメージしたデザインになっていますね。
 女性のイリニフ選手はノースリーブのスカート長めのドレス。シックなネイビーですが、上半身を中心に施された細かなビジューや、ネックレス風の装飾、腰のコサージュ風の装飾、頭の髪飾りなど、全体的に装飾多めになっているのでわりと華やかな印象です。男性の方は白いシャツに黒い蝶ネクタイ、黒いスーツという正統派のクラシカルスタイルですが、襟には女性同様にキラキラとしたビジューがあしらわれているのでこちらも華のある雰囲気。ブルース&スウィングというよりはクラシック音楽のプログラムで使用してもおかしくない衣装ですが、あえてこういったプログラムでクラシカルなコスチュームを用いることで、上品さを前面に押し出していて良いですね。



 ベストコスチューム16/17のアイスダンスショートダンス部門は以上です。フリーダンス部門に続きます。


:記事冒頭の国際スケート連盟のロゴは、国際スケート連盟フィギュアスケート部門の公式フェイスブックページから、村元&リード組の写真は、デイリースポーツのニュースサイト内の写真特集記事から、ガラベディアン&プルー=セネカル組の写真、シニツィナ&カツァラポフ組の写真、カッペリーニ&ラノッテ組の写真、シブタニ&シブタニ組の写真、ポール&イスラム組の写真、スマート&ディアス組の写真、イリニフ&ジガンシン組の写真は、アイスダンス情報サイト「ice-dance.com」から、パパダキス&シゼロン組の写真は、写真画像サイト「ゲッティイメージズ」から、フィアー&ギブソン組の写真は、マルチメディアサイト「Newscom」から引用させていただきました。

【ブログ内関連記事】
ベストコスチューム16/17・アイスダンスフリーダンス部門 2017年6月1日
ベストコスチューム16/17・男子ショートプログラム部門 2017年6月9日 
ベストコスチューム16/17・男子フリー部門 2017年6月15日 

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# by hitsujigusa | 2017-05-25 17:23 | フィギュアスケート(衣装関連) | Trackback | Comments(0)

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 世界国別対抗戦(ワールド・チーム・トロフィー)2017、女子フリーとペアフリーについてお伝えします。なお、この大会のルール、システムについては、こちらの記事をご参考下さい。

ISU World Team Trophy 2017 この大会の詳しい結果、各選手の採点表が見られます。

*****

 まずは女子です。
 女子フリーを制したのは世界女王、ロシアのエフゲニア・メドベデワ選手。

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 まずは得点源となる3フリップ+3トゥループから、これをいつもどおり手を上げてクリーンに跳び切り2.1点の高い加点を得ます。続く3ルッツも危なげなく下りて前半を終えます。後半はまず3ループ、3フリップを立て続けに成功させどちらも2点前後の加点を得ると、2アクセルからの3連続ジャンプもきれいに着氷。そして鍵となる3サルコウ+3トゥループも確実に成功。最後の2アクセルも難なく決め、ステップシークエンス、スピンも全てレベル4と非の打ちどころのない完璧な演技で今シーズンを締めくくりました。得点は先日の世界選手権でマークしたばかりの世界最高を約6点塗り替える160.46点を叩き出し、キス&クライでメドベデワ選手はロシアチームの仲間たちとともに歓声を上げました。
 150点でも充分にハイスコアにもかかわらず、160点という想像を絶するような数字で女子フィギュア界の新たな扉を開いたメドベデワ選手。技術点も全てのエレメンツに対して全ジャッジが3もしく2という驚くべき評価でもの凄い得点となりましたが、演技構成点ではパフォーマンスの項目で全ジャッジが10点満点という史上初めての快挙を成し遂げました。現在の採点システムにおいてはもうこれ以上伸ばしようがないというくらいの得点ですが、さらに伸ばすとすれば技術点ではGOEの加点3をもっと増やすことができるでしょうし、演技構成点も全ての項目において10点満点を目指すというメドベデワ選手にしかありえない領域に入っていくのかなと思いますね。この演技内容と得点を持って、メドベデワ選手がどんなオリンピックシーズンを送るのか、今から楽しみでなりません。


 2位となったのは四大陸女王、日本の三原舞依選手です。

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 冒頭は得点源の3ルッツ+3トゥループ、いつもより詰まった着氷になりましたが乱れなく下りて加点を獲得。続く3フリップ、2アクセルはスムーズにクリーンに成功させます。レベル4のステップシークエンスとスピンを挟んで後半、最初の2アクセル+3トゥループをしっかり下りると、3ルッツからの3連続コンビネーションもきっちり着氷。終盤の3ループ、3サルコウも全く問題なく、最後まで衰え知らずの勢いに乗った滑りで「シンデレラ」を演じ切りました。得点は自己ベストを約7点更新する146.17点というハイスコアをマークしました。
 ネーベルホルン杯の優勝から始まったまさに“シンデレラ”のようなシーズンを最後まで笑顔で滑り切った三原選手。日本女子歴代最高となる146.17という得点は、日本開催の試合ということもありますし、元々国別対抗戦はシーズン最終戦とあって点が出やすい試合なので、そういったボーナス的な意味合いが強いのかなと思います。ですが、このスコアが公式のパーソナルベストであることは間違いないですし、今後はこの得点を目安に結果を求められていくことになるでしょうから、シニア2季目となる来季は今季以上に難しいシーズンになるかもしれません。その中でも今季と同じようにスケートができる喜びを大切にして、三原選手らしい演技でさらなる飛躍を目指してほしいですね。


 3位は同じく日本の樋口新葉選手です。

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 まずは得意の大技3ルッツ+3トゥループを危なげなくクリーンに着氷させて1.4点の高加点を獲得すると、続く3ループ、3サルコウも余裕を持った着氷で両方とも加点1.4点の高評価を得て最高の前半とします。後半はまず2アクセルを難なく着氷すると、2つ目の3ルッツ+3トゥループも完璧に成功。残りの3フリップ、2アクセル+2トゥループ+2ループも安定してこなし、フィニッシュした樋口選手はショートに続きガッツポーズで喜びを露わにしました。得点は自己ベストを何と15点以上更新する145.30点を叩き出し3位に入りました。
 全てのジャンプが背中に羽が生えているかのように軽やかで見ていて安心感のある演技でしたね。まだ130点も出したことのなかった樋口選手が一気に145点というのはさすがに驚きましたが、ジャンプに関してはジュニア時代からロシア女子を凌ぐくらいのポテンシャルの高さは示していた選手なので、シーズンの最後にしてようやく実を結んだのかなと思います。表現面に関しても、ジュニア時代に得意にしていたアップテンポなプログラムとはあえてイメージの異なるプログラムに挑んだことで産みの苦しみみたいなものもあったのかなと想像しますが、最後にはショートもフリーもしっかり自分のものにしましたね。シニア1季目に新たな挑戦をしたことで今後演技のバリエーションも増えるでしょうし、今季をオリンピック出場に向けて力を蓄えるシーズンと考えるならば、好いシーズンの送り方ができたんじゃないかなと思います。来季は今季よりも笑顔で終われる試合が一つでも増えることを願っています。


 4位は世界選手権2017の銅メダリスト、カナダのガブリエル・デールマン選手です。

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 冒頭の3トゥループ+3トゥループはショート同様2.1点の加点。続く3ルッツも驚異的な跳躍で1.3点の加点を得ますが、次の3フリップは踏み切りのエッジが不正確とされ加点はあまり伸びず。後半はまず3ルッツからの3連続ジャンプをきっちり成功させると、続く3ループは若干着氷が乱れたものの、その後のジャンプは全てクリーンに跳び切り、142.41点と自己ベストを約1点更新しました。
 世界選手権の疲れを感じさせない相変わらずのダイナミックなジャンプとエネルギッシュな演技でしたね。デールマン選手にとってはスケート人生の変わり目となったであろう今シーズン。ジャンプの安定感が増したのはもちろんですが、表現面でも力強さだけではない女性的なしなやかさや優雅さがプラスされて、そうしたプログラムとのハマり具合も演技構成点の評価の高まりに寄与したのかなと思いますね。今季のような好調さを来季も持続し、さらにプラスアルファの進化を見せられればオリンピックのメダルも夢ではないのではないでしょうか。


 5位はロシアのエレーナ・ラディオノワ選手です。

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 冒頭は大技3ルッツ+3トゥループ、これをしっかり回り切って下り1.4点の加点を獲得します。続く3フリップも踏み切りのエッジ、着氷ともにクリーンに成功。スピンやステップシークエンスを挟み、後半最初は3ルッツでしたが回転が足りず着氷でもよろめきます。しかし直後の3+1+3の難しい3連続ジャンプはパーフェクトに成功。続く2アクセルは再び回転不足で着氷でもバランスを崩します。残りの2つのジャンプは着氷でこらえながらも大きなミスなくこなし、演技後は少し疲れた表情を見せました。得点は自己ベストに約2点と迫る137.08点をマークしました。
 久しぶりの実戦だったためか演技後半は疲労が垣間見え、細かなジャンプミスが重なってしまいました。それでも情熱的な演技力はさすがで、18歳とは思えない重厚さや風格を感じましたね。今シーズンは思ったような成績が残せなかったラディオノワ選手ですが、メドベデワ選手を除けばロシア女子勢の実力は横一線で、誰が2番手、3番手と断言できないような状況なので、ラディオノワ選手もさらにジャンプを確実なものにできれば今季の苦境を跳ね返せるのではないかと思います。


 6位となったのはアメリカのアシュリー・ワグナー選手です。

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 まずは得意の2アクセルをさらりとこなして始まると、ショートでは回転不足となった3フリップ+3トゥループも回り切って着氷。続く2アクセル+2トゥループはセカンドジャンプでこらえつつも成功させます。後半は得点源となる3+1+3に挑みましたが、1つ目と3つ目がどちらもアンダーローテーション(軽度の回転不足)の判定。次の3フリップ、3ループは危なげなく着氷し1点前後の加点を得ますが、最後の3ルッツは踏み切りのエッジエラーを取られて減点となります。最後の2つのスピンはレベル4でまとめ、フィニッシュしたワグナー選手は納得したように笑顔で何度か頷きました。得点は133.26点でシーズンベストを更新しました。
 細かなジャンプミスはあり会心の演技とはなりませんでしたが、経験を積み重ねてきたからこその深みのある演技は若い選手たちには醸し出せない魅力に満ちていてひときわ印象に残りましたね。ワグナー選手にとって競技生活の集大成になるであろう来シーズン、もちろんオリンピックのメダルというのは目標としてあるかもしれませんが、どの国も10代の選手たちが若い勢いで躍進している時代だからこそ、ベテランのワグナー選手にしかできない円熟した表現で存在感を示してほしいなと思いますし、ジャンプ以外のフィギュアスケートの魅力というのをワグナー選手らしい演技で伝えるシーズンにしてほしいなと思いますね。


 ということで、女子フリーは以下の順位となっています。

《女子フリー》

1位:エフゲニア・メドベデワ(ロシア)、12ポイント
2位:三原舞依(日本)、11ポイント
3位;樋口新葉(日本)、10ポイント
4位:ガブリエル・デールマン(カナダ)、9ポイント
5位:エレーナ・ラディオノワ(ロシア)、8ポイント
6位:アシュリー・ワグナー(アメリカ)、7ポイント
7位:李子君(中国)、6ポイント
8位:李香擬(中国)5ポイント
9位:カレン・チェン(アメリカ)、4ポイント
10位:ロリーヌ・ルカヴェリエ(フランス)、3ポイント
11位:アレーヌ・シャルトラン(カナダ)、2ポイント
12位:マエ=ベレニス・メイテ(フランス)、1ポイント




 ここからはペアフリーです。
 ペアフリーでトップに立ったのはショートでも1位だったフランスのヴァネッサ・ジェームズ&モルガン・シプレ組です。冒頭のツイスト、3トゥループ+2トゥループ+2トゥループのジャンプを高いクオリティーでまとめると、大技のスロー4サルコウは両足着氷になったものの回転は認定。その後も3サルコウやスロー3フリップを次々とクリーンに決め、リフトやスピンなども全てレベル4を揃え、146.87点とパーソナルベストを約1点更新しました。
 2位はGPファイナル王者かつ欧州王者、ロシアのエフゲニア・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ組。序盤の3サルコウが2回転になるミスはありましたが、そのほかのエレメンツはほぼレベル4に加えてほぼ1点以上の加点という質の高さを見せつけ、140点台に乗せました。
 3位は中国の彭程(ペン・チェン)&金楊(ジン・ヤン)組。冒頭の2アクセルで転倒する失敗から始まりましたが、その後は大きなミスなく手堅く演技をまとめ、自己ベストに約3点と迫るスコアをマークしました。
 4位はカナダのカーステン・ムーア=タワーズ&マイケル・マリナロ組。3ツイストがレベル2になる取りこぼしはありましたが、全体的には目立ったミスなく滑り切り、130.09点と自己ベストを更新しました。
 5位はアメリカのアシュリー・ケイン&ティモシー・ルデュク組。序盤から前半は細かなミスがありながらもまずまずのエレメンツをこなしていきましたが、中盤のつなぎの部分で氷にエッジが引っかかり女性がバランスを崩し、それにぶつかるような形で男性も倒れ、男女ともに激しく転倒してしまうというアクシデントが発生。しかしその後は気持ちを切り替えて丁寧に滑り切りました。ただ、複数のミスが響き得点を伸ばすことはできませんでした。
 6位は日本の須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデ組です。

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 冒頭の3ツイストは少しスムーズさを欠いてレベル2にとどまりGOEでもマイナスの評価。続く3サルコウは女性の須藤選手の回転が抜けて1サルコウとなります。直後のスロー3ループはクリーンに成功。波に乗りたいところでしたが、中盤のソロジャンプでも須藤選手にミスが出てしまいます。その後も細かく減点を取られるエレメンツがいくつかあり、97.57点と自己ベストから11点ほど低い得点にとどまりました。
 世界選手権では披露できなかったフリーを日本の観客の前でノーミスでという思いはあったと思いますが、ショートから須藤選手がジャンプに苦労していてなかなか噛み合わなかったのかなという印象ですね。須藤選手にとっては初めての国別対抗戦ということで調整の仕方も難しかったかもしれませんが、こうした試合ごとのバラつきが来季はさらに減っていくと演技構成点の得点アップも狙えるでしょうから期待したいですし、昨季と比べても二人のユニゾン、調和というのは間違いなく成長していると感じるので、来季をまた楽しみにしたいですね。


 ペアフリーの順位は以下のようになりました。

《ペアフリー》

1位:ヴァネッサ・ジェームズ&モルガン・シプレ組(フランス)、12ポイント
2位:エフゲニア・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ組(ロシア)、11ポイント
3位:彭程&金楊組(中国)、10ポイント
4位:カーステン・ムーア=タワーズ&マイケル・マリナロ組(カナダ)、9ポイント
5位:アシュリー・ケイン&ティモシー・ルデュク組(アメリカ)、8ポイント
6位:須藤澄玲&フランシス・ブードロー=オデ組(日本)、7ポイント




 さて、これで全ての競技が終了しました。ということで、総合順位は以下の通りです。

《総合順位》

1位:日本、109ポイント
2位:ロシア、105ポイント
3位:アメリカ、97ポイント
4位:カナダ、87ポイント
5位:中国、80ポイント
6位:フランス、62ポイント




 2012年以来の優勝を果たしたのは日本チームです!

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 最後の実施となった女子フリーまでどう転ぶかわからない展開でしたが、見事に金メダルを勝ち取ってくれましたね。予想以上の活躍を見せてくれたのは初出場の女子二人で、三原、樋口の両選手ともにショート、フリー合わせてミスらしいミスが一つもなく、ベストの演技をしてくれたというのは来季に向けて明るい材料になったのではないでしょうか。日本女子は浅田真央さん、村上佳菜子さんという日本を引っ張ってきたベテラン選手が引退を表明しましたので、それと入れ替わるように勢いのある10代の選手が頭角を現してきたというのは嬉しい限りですね。
 一方で男子は羽生選手の思いがけないSPこそありましたが、フリーは実力どおりのワンツーフィニッシュ。羽生選手が普通にショートをやれていれば日本チームの優勝はもう少し余裕のあるものになっていたと思いますので、羽生選手の出遅れによって優勝争いが接戦となってより展開がおもしろくなったという意味では、今思うとそれはそれで良かったのかもしれません。


 銀メダルを獲得したのはロシアチームです。

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 日本とは4点差で惜しくも初優勝を逃したロシア。女子はメドベデワ選手は言わずもがな、ラディオノワ選手もまずまずベストに近い力を発揮したと思うのですが、男子はコリヤダ選手はショート、フリーともに上位に食い込んで健闘したものの、コフトゥン選手の方が本調子ではなく得点を稼げませんでしたね。ペア、アイスダンスも実力を考えればもう少し上の順位も狙えたかなという感じもするので、女子以外は全体的に本来取れるポイントを取りこぼしてしまったような印象を受けました。


 銅メダルはアメリカチーム。

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 アメリカは男子が二人とも安定していてチームのポイントリーダーになった感じですね。女子はワグナー選手はしっかりショートもフリーも上位をキープしましたが、全米女王として期待されたカレン・チェン選手は初出場というのも影響したのか中位から下位にとどまりました。ペアもアイスダンスもほぼ予想されたとおりの順位だったので、チェン選手の不振だけが残念だったかなと思います。



 ということで世界国別対抗戦の記事はこれで終了とします。
 女子を振り返ると、メドベデワ選手の世界新のみならず、三原選手、樋口選手とフリー世界歴代4位、5位という目を見張るようなハイスコア連発で、日本開催かつシーズン最終戦といえども、さすがにちょっと大盤振る舞いしすぎ感は否めませんでしたが、それはともかくとして、メドベデワ選手のフリーの演技構成点で初の10点満点が出されたのを見ると、この採点システムの限界が少し見えたというか、行き着くところまで行き着いたのかなという感じはしましたね。将来的な採点システムの根本的な変更も国際スケート連盟で検討され始めているようですし、男子も女子もペアもアイスダンスも年々得点がインフレしているのは間違いないので、何かをどこかの段階で大きく変えなければいけないというのは致し方ないのかなと感じますね。
 ペアはジェームズ&シプレ組がショート、フリーともに1位という完全制覇で、少し予想外ではありましたがこの結果によって来季のペアの勢力図がさらに掻き回されることになればおもしろいなと思いますね。
 選手の皆様には最後まで全力で演技する姿を見せていただいて本当に感謝ですね。来季は4年に1度のオリンピックシーズン。全ての選手にとって五輪シーズンが幸い多きものとなることを祈っています。では。


:メダリスト3チームの集合写真はスケート情報サイト「icenetwork」から、メドベデワ選手の写真、三原選手の写真、樋口選手の写真は、マルチメディアサイト「Newscom」から、デールマン選手の写真、ワグナー選手の写真、須藤&ブードロー=オデ組の写真は、スポーツ情報サイト「スポーツナビ」のフィギュアスケートページから、ラディオノワ選手の写真は、アイスダンス情報サイト「ice-dance.com」から、日本チームの写真は、ジャパンタイムズのニュースサイトが2017年4月22日に配信した記事「Japan completes wire-to-wire lead to capture second World Team Trophy title」から、ロシアチームの写真、アメリカチームの写真は、写真画像サイト「ゲッティイメージズ」から引用させていただきました。

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# by hitsujigusa | 2017-04-29 01:32 | フィギュアスケート(大会関連) | Trackback | Comments(0)