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ジュニアグランプリシリーズ17/18について

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 今年もジュニアのグランプリシリーズ(以下、JGP)が8月下旬から10月中旬にかけて全7試合行われました。全体的にロシア勢の活躍が目立つ一方、日本勢は苦戦を強いられる結果となりました。そんなJGP全体の結果を女子、男子、ペア、アイスダンスの順に振り返りつつ、それぞれのファイナルの展望を占ってみたいと思います。


Junior Grand Prix Standings Ladies  女子のスタンディング(シリーズ全体の順位)が見られます。
Junior Grand Prix Standings Men  男子のスタンディングが見られます。
Junior Grand Prix Standings Pairs  ペアのスタンディングが見られます。
Junior Grand Prix Ice Dance Standins  アイスダンスのスタンディングが見られます。

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《女子シングル》

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①アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア):30ポイント オーストラリア大会優勝、ベラルーシ大会優勝
②ソフィア・サモドゥロワ(ロシア):30ポイント クロアチア大会優勝、イタリア大会優勝
③アリョーナ・コストルナヤ(ロシア):28ポイント ポーランド大会優勝、イタリア大会2位
④ダリア・パネンコワ(ロシア):28ポイント ラトビア大会優勝、ポーランド大会2位
⑤アナスタシア・タラカノワ(ロシア):26ポイント オーストリア大会優勝、クロアチア大会2位
⑥紀平梨花(日本):24ポイント ラトビア大会2位、イタリア大会3位
―――
補欠⑦山下真瑚(日本):24ポイント オーストリア大会3位、クロアチア大会2位
補欠⑧荒木菜那(日本):22ポイント ベラルーシ大会2位、イタリア大会4位
補欠⑨イム・ウンス(韓国):22ポイント オーストリア大会2位、ポーランド大会4位



 女子は全7試合を全てロシア選手が制するという女子では史上初めての快挙を達成(ペアでは08/09シーズンにロシア勢の全試合優勝がありますが、この時は全9試合制でペアの実施は5試合のみでした)。そしてファイナルはロシア選手5人、日本選手1人という圧倒的にロシア有利の顔ぶれとなりました。
 その中でもアレクサンドラ・トゥルソワ、ソフィア・サモドゥロワの両選手は2試合とも優勝で安定した成績を残しました。
 トゥルソワ選手は今季からのJGP参戦という新勢力ですが、何といっても4サルコウに挑戦中というのは特筆すべきことでしょう。まだ試合での成功はありませんが、成功となれば安藤美姫さん以来女子では史上2人目の成功者となるので本当に楽しみだなと思います。もちろん4サルコウ以外でも3ルッツ+3ループ、3フリップ+3ループ、3ルッツ+3トゥループとさまざまな組み合わせの3+3をポンポン跳んでいて、さらにステップシークエンスやスピンでも確実にレベル4が取れるという、今のところ弱点と言える弱点が見当たらないほどの均整の取れた完成度の高い選手だなと思います。ただ、ファイナル優勝のためにはやはり4サルコウの失敗を最小限にとどめることが肝心かなと思うので、回転不足であってもダウングレード(大幅な回転不足)ではなくアンダーローテーション(軽度の回転不足)、体を締めてパンクなく跳び切れれば、もちろん成功すれば最高ですが、たとえ成功しなくても大きな得点ロスにはならないので優勝を引き寄せられるのかなという気がします。
 一方のサモドゥロワ選手はJGP参戦2季目。2試合ともSP3位からフリー1位で追い上げるというパターンで優勝しているのですが、ファイナルではショートで出遅れると命取りになる危険性がありますから、やはりショートを完璧に仕上げることが優勝に向けての鍵になりそうですね。ジャンプ構成としてはショートは2つのジャンプ要素を後半に、フリーでは7つのジャンプ要素のうち4つを後半に配置していて、最近では6つ、ないしは7つ全てを後半に跳ぶという構成を組むロシア選手も増えてきていることを考えると、わりとオーソドックスな構成なのですが、その分大崩れはしないという意味で強みになっているのかなと思います。
 ランキング3位のアリョーナ・コストルナヤ選手は成績こそ1位と2位ですが、2試合のスコア合計は390.06点と1位のトゥルソワ選手の394.01点にも迫る高い得点を出していますし、自己ベストは197.91点と今季の女子ジュニアの最高記録をマークしていて、トゥルソワ選手の対抗馬筆頭と言えますね。ジャンプ構成はショートはジャンプ要素3つ全て後半、フリーは6つのジャンプ要素を後半に固めてた最近隆盛の戦略で、やはり技術点を稼ぎやすい構成になっています。
 4位のダリア・パネンコワ選手はショート、フリー通して全てのジャンプを後半に組み込む構成。同じエテリ・トゥトベリーゼコーチ門下生であるアリーナ・ザギトワ選手の戦略を受け継いでいます。最も点を稼ぎやすい方法であるのは間違いないですが、その分一つ失敗を犯したときにその流れに飲み込まれやすいというリスクもあって、ラトビア大会は優勝こそしたもののそうした穴にハマってしまって得点を伸ばし切れなかったという試合だったので、ファイナルでもその点の成否が順位を左右しそうです。
 5位のアナスタシア・タラカノワ選手は優勝したオーストリア大会こそ素晴らしい出来で196.68点とハイスコアをマークしましたが、2戦目のクロアチア大会は3度転倒とフリーで大崩れして3位にとどまりました。そういった部分でまだ安定感はあまりない選手かもしれないのですが、やはり爆発力のある構成は組んでいるので、フリーをまとめられれば優勝争いにも絡んでくるのではないでしょうか。
 そして唯一のロシア勢以外のファイナリストとなったのが日本の紀平梨花選手です。今季も毎試合大技3アクセルに挑んでいて、完璧な成功は8月のアジアンオープンの1回のみですが、回転自体はJGPの2試合とも認定されているので紙一重かなと思います。あとは他のジャンプでのミスをいかに減らせるか、優勝争いということを考えると3アクセルを決めた上でほかのジャンプも全て完璧に跳ぶくらいの内容でないとロシア選手たちと張り合えないのかなと思うので、うまくピークを合わせてベストな状態で臨んでほしいですね。
 改めてこうしてファイナリストの顔ぶれを見渡すと、紀平選手以外は全員初出場ということで、昨季のファイナリストだったアリーナ・ザギトワ選手、本田真凛選手、坂本花織選手の3人がシニアに上がったとはいえ、ジュニアの移り変わりの早さを感じますね。特にロシアは昨季ファイナルに進んだアナスタシア・グバノワ選手やエリザヴェータ・ヌグマノワ選手(ヌグマノワ選手は補欠からの繰り上がり)が今季もジュニアであるにもかかわらず目立った活躍ができなかったというのが、本当にロシア女子フィギュア界の弱肉強食ぶりを如実に表していて、この子たちの中で一体何人が生き残れるのだろうと思ってしまいますね。
 7位以下を見ますと、7、8位と日本勢が続いていて、良いところまでは行ったけれどもやはりロシアの壁に跳ね返されてしまったという感が否めませんね。そして韓国勢が9、12、13位にランクインしていて、昨季以上の好成績ということで強化、育成の成果が表れてきていますね。また、強豪国アメリカは昨季は10位台にさえ一人もランクインしていなかったのと比べると、今季は10位台に2人が入っているという点で昨季よりは健闘と言えるかもしれません。


《男子シングル》

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①アレクセイ・エロホフ(ロシア):30ポイント ベラルーシ大会優勝、ポーランド大会優勝
②アレクセイ・クラスノジョン(アメリカ):30ポイント オーストラリア大会優勝、クロアチア大会優勝
③カムデン・プルキネン(アメリカ):28ポイント オーストリア大会優勝、ポーランド大会2位
④須本光希(日本):24ポイント ラトビア大会優勝、クロアチア大会4位
⑤マカール・イグナトフ(ロシア):24ポイント ラトビア大会2位、クロアチア大会3位
⑥アンドリュー・トルガシェフ(アメリカ):22ポイント ベラルーシ大会2位、イタリア大会4位
―――
補欠⑦ジョセフ・ファン(カナダ):22ポイント オーストラリア大会4位、クロアチア大会2位
補欠⑧リュック・エコノミド(フランス):22ポイント オーストリア大会2位、ポーランド大会4位
補欠⑨ロマン・サヴォシン(ロシア):22ポイント オーストラリア大会2位、ラトビア大会4位



 男子はアメリカ勢3名、ロシア勢2名、日本勢1位名というファイナルの顔ぶれとなりました。
 1位でファイナルに駒を進めたアレクセイ・エロホフ選手は2試合のスコア合計が454.68点ということで頭一つ抜きん出ています。ジャンプは4サルコウと4トゥループの2種類の4回転を習得していてそれが大きな得点源となっているわけですが、まだ安定感抜群というところまでは行っていないように見えるので、優勝できるか否かはやはり4回転をいかにまとめられるかに懸かっているのかなと思いますね。
 2位に入ったのは今年のファイナリストの中では唯一のファイナル経験者であるアレクセイ・クラスノジョン選手。クラスノジョン選手といえば史上初めて4ループを公式試合で跳んで回転を認定された選手ですが、今季はその4ループに苦戦していて回り切っての着氷はまだありません。クラスノジョン選手の場合、4回転はその1本のみなので、そのほかの3アクセルや3+3といった得点源となるジャンプを確実に決めることが優勝へ向けての必須条件ですね。
 3位のカムデン・プルキネン選手は4回転はまだプログラムに組み込んでいないので、4回転を跳ぶ選手たちに勝つためには全てのジャンプを確実に成功させることが必要かと思います。まだその3回転にも取りこぼしが多々見られるので、ファイナルではさらなるジャンプの精度とプログラムとしての完成度に期待ですね。
 そして日本から唯一の出場となったのが須本光希選手。日本勢のファイナル進出は2季前の山本草太選手以来です。須本選手もプルキネン選手同様、4回転はまだ持っておらず3アクセルが軸となります。優勝したラトビア大会はその3アクセルのミスを最小限に抑えたことが功を奏し、一方クロアチア大会は3アクセルが2本とも大きく乱れてしまったことが影響を及ぼし4位に終わりました。今回のファイナリストの中で須本選手のパーソナルベストは最も低いので、メダル争い、引いては優勝争いに絡むためには全ての要素をクリーンにこなし自己ベストを更新するくらいの勢いでないと難しいのかなと感じますね。
 5位のマカール・イグナトフ選手は4トゥループの使い手で、今のところ比較的安定感もあるように思われます。ただ、そのほかの3回転でちょこちょこミスを犯してしまっているのがもったいないので、4回転を決めてさらに3回転もまとめられれば優勝争いにも食い込めそうですね。
 6位のアンドリュー・トルガシェフ選手も4トゥループを習得していますが、3アクセルはまだプログラムに組み込んでいません。その分ルールによって4回転を入れられないSPであまり高得点は望めないので、フリーでどれだけ点を積み重ねられるかが勝負の鍵になりそうです。
 7位以下について見てみますと、補欠3人は全員22ポイントということでファイナリストも含め実力は拮抗しているのがわかりますが、ファイナルに進んだ6人は皆2試合のスコア合計が410点を超えていますから、つまり1試合平均で205点以上をしっかり取れる安定感がないと、1試合の爆発力だけでは接戦を勝ち抜くのは難しいということが言えますね。
 その中で順位としては11位だったものの、スコア合計が421.97点だったイタリアのマッテオ・リッツォ選手はおもしろい存在だなと感じました。すでにシニアのチャレンジャーシリーズにも参戦して、ロンバルディアトロフィー、ネーベルホルントロフィー両方ともで220点台をマークしているので、JGP1戦目のポーランド大会のフリーで大崩れして6位にならなければファイナルの可能性も大いにあったと思うと、惜しかったですね。ただ、今後が楽しみな選手なのは間違いないです。


《ペア》

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①ダリア・パブリュチェンコ&デニス・ホディキン組(ロシア):28ポイント ベラルーシ大会優勝、ポーランド大会2位
②アポリナリーア・パンフィロワ&ドミトリー・リロフ組(ロシア):26ポイント ラトビア大会優勝、ベラルーシ大会3位
③エカテリーナ・アレクサンドロフスカヤ&ハーレー・ウィンザー組(オーストラリア):24ポイント ラトビア大会4位、ポーランド大会優勝
④アナスタシア・ポルヤノワ&ドミトリー・ソポト組(ロシア):24ポイント ベラルーシ大会2位、ポーランド大会3位
⑤アレクサンドラ・ボイコワ&ドミトリー・コズロフスキー組(ロシア):24ポイント ラトビア大会2位、クロアチア大会3位
⑥高誉萌&解衆組(中国):22ポイント クロアチア大会2位、ポーランド大会4位
―――
補欠⑦ポリーナ・コスチュコヴィッチ&ドミトリー・イアリン組(ロシア):20ポイント クロアチア大会優勝、ポーランド大会6位
補欠⑧イヴリン・ウォルシュ&トレント・ミショー組(カナダ):20ポイント ラトビア大会3位、クロアチア大会4位
補欠⑨ライケン・ロクリー&キーナン・プロチュノウ組(アメリカ):14ポイント ラトビア大会5位、クロアチア大会5位



 ペアは6組中4組がロシア勢となり、ロシアは5年連続で4組以上の派遣となりました。
 中でも1位でファイナル進出のパブリュチェンコ&ホディキン組は2試合通じて大きなミスというのが少なく、最も安定感のあるペアと言えるでしょう。2試合のスコア合計も331.04点と抜きん出ていて、間違いなく優勝争いに絡んでくると思います。
 2位のパンフィロワ&リロフ組は順位こそ2位ですが、スコアの合計は307.72点とファイナルに進んだ6組の中で最も低い数字となっています。まだ安定感には欠けているという点で、ファイナルで自分たちより自己ベストの高いライバルたちを相手にどこまで上位に食い込めるか注目ですね。
 そして3位のアレクサンドロフスカヤ&ウィンザー組は昨季の世界ジュニア王者であり、先日のネーベルホルン杯ではシニアに交じって190点台という高得点をマークして3位に入ったという実績もあり、やはり優勝候補筆頭と言えます。もちろんジュニアとシニアではルールも異なるので、シニアの大会で出した得点をそのまま当てはめられるわけではないですが、実力を出し切れればほかのペアを圧倒できるだけの力は持っていると思いますね。
 4位のポルヤノワ&ソポト組はスコア合計ではパブリュチェンコ&ホディキン組に次ぐ2位で、大きなミスの少ない安定型のペアと言えます。また、男性のソポト選手は前のパートナーとのペアでJGPファイナル優勝、世界ジュニア3位と好成績を収めた経験もあり、そうした経験が今度のファイナルでも活きてくるのではないかと思います。
 5位のボイコワ&コズロフスキー組は昨年のJGPファイナル3位、世界ジュニア2位の実力者。ですが、今年のJGP2試合では全体的にミスや取りこぼしが多く少し安定感を欠いています。特にジャンプ系エレメンツでのミスが多いので、ファイナルに向けてどれだけ課題を修正できるかが優勝争いに絡むためのポイントですね。
 6位の高&解組は昨季の世界ジュニア銅メダリスト。JGP2試合通じて比較的ミスも少なく安定しているので、確実にエレメンツをこなしていければ優勝争いに割って入る可能性も十分に秘めているのかなと思います。


《アイスダンス》

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①クリスティーナ・カレイラ&アンソニー・ポノマレンコ組(アメリカ):30ポイント オーストリア大会優勝、ベラルーシ大会優勝
②アナスタシア・スコプツォワ&キリル・アリョーシン組(ロシア):28ポイント ベラルーシ大会2位、ポーランド大会優勝
③ソフィア・ポリシュチュク&アレクサンデル・ヴァフノフ組(ロシア):28ポイント オーストラリア大会優勝、イタリア大会2位
④マージョリー・ラジョワ&ザカリー・ラガ組(カナダ):28ポイント オーストラリア大会2位、クロアチア大会優勝
⑤ソフィア・シェフチェンコ&イゴール・エレメンコ組(ロシア):28ポイント ラトビア大会優勝、クロアチア大会2位
⑥アリーナ・ウシャコワ&マキシム・ネクラソフ組(ロシア):26ポイント ベラルーシ大会3位、イタリア大会優勝
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補欠⑦クセニア・コンキワ&グリゴリー・ヤクシェフ組(ロシア):24ポイント オーストリア大会2位、クロアチア大会3位
補欠⑧エリザヴェータ・フダイベルディエワ&ニキータ・ナザロフ組(ロシア):24ポイント オーストラリア大会3位、ポーランド大会2位
補欠⑨キャロライン・グリーン&ゴードン・グリーン組(アメリカ):22ポイント ラトビア大会3位、ポーランド大会3位



 アイスダンスはこちらも6組中4組がロシア勢と圧倒的な層の厚さを見せつけ、アメリカ、カナダというアイスダンス強豪国が続く形となりました。
 そんな中1位でファイナル進出を決めたのがカレイラ&ポノマレンコ組。昨季の世界ジュニアでも3位という実力者ですが、優勝にはなかなか届かず常に2位、3位に甘んじてきた過去があり、今季ようやくJGP初優勝ということできっかけをつかんで飛躍したという感じですね。自己ベストでも6組の中で一歩リードしているので、普通にいつもどおりのパフォーマンスができれば、ファイナル初制覇は目の前なのではないでしょうか。
 2位のスコプツォワ&アリョーシン組も世界ジュニア5位と実績のあるカップルで、今季はすでにSDで自己ベストを更新し、トータルでも自己ベストに迫る得点をマークしているということで、勢いがあるカップルなのかなと思います。その自己ベストでカレイラ&ポノマレンコ組に最も近いスコアを持っているということもあり、カレイラ&ポノマレンコ組の優勝を阻むとすればこのカップルなのではないかという気もしますね。
 3位のポリシュチュク&ヴァフノフ組は過去にもJGPで何度も表彰台に立っていますが、ファイナル進出は初めて。今季は自己ベストを2度更新していて、こちらも波に乗っているカップルと言えます。
 4位のラジョワ&ラガ組は昨季の世界ジュニア6位。JGP2戦目のクロアチア大会で大台の150点台に乗せて初優勝していて、成長著しいカップルですね。
 5位のシェフチェンコ&エレメンコ組、6位のウシャコワ&ネクラソフ組はパーソナルベストは140点台とまだ低いですが、今季自己ベストを更新しているということでファイナルでもその伸びしろに期待できるカップルですね。



 さて、JGPについてざっと振り返ってみました。毎年言っているような気もしますが、どこを見渡してもロシアは強いなーと思うばかりです。日本の紀平、須本の両選手には自分らしい演技でロシアを始めとした世界の壁を打ち破ってほしいと思います。
 そしていよいよ今日からシニアのGPが開幕。ロステレコム杯にはさっそく男女の世界チャンピオンがお目見えということで、レベルの高い戦いが繰り広げられることは間違いありません。では。


:記事冒頭の国際スケート連盟のロゴは、国際スケート連盟フィギュアスケート部門の公式フェイスブックページから、女子の画像、ペアの画像、アイスダンスの画像は、写真画像サイト「ゲッティイメージズ」から、男子の画像はフィギュアスケート専門誌「International Figure Skating」の公式フェイスブックページから引用させていただきました。

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by hitsujigusa | 2017-10-20 17:20 | フィギュアスケート(大会関連)